雪国の病院経営は苦しいのではないでしょうか

私の住んでいる地方には大きな総合病院が3つあり、この10年ほどの間に、その3つ全てが郊外に移転しました。
移転の理由としては、建物の狭さや老朽化ということもあるのでしょうが、街中に建っていたために駐車場が狭い、ということが大きなポイントだったのだろうと思います。

実際、私自身の経験として、かつて家族を病院につれて来た後、駐車場の空きを待って列に並んだこともあったのです。
それが、郊外の野原や田んぼを埋め立てて広大な敷地を確保したおかげで、何百台分か何千台分だかの駐車場ができあがったのです。こんな広い駐車場なんてとても埋まらないだろう、と思っていたら、満杯とまではいかないまでも、8割がたは車で埋まっている、というのが移転後の状況です。その意味では確かに郊外に移転したのは正解だったと言えるのでしょう。

ではそれでめでたしめでたし、となるかというと、素人目にも大変だろうな、と思うのです。というのは、私の住んでいる地方は雪国だからです。南国ならば、駐車場なんて、ただ広い敷地を用意して、舗装して、駐車用のラインを引けばそれでおしまいです。ところが、雪国では、除雪ということが重要になってくるのです。駐車場に雪が深く積もれば、車が出入りできなくなります。ですから、なんらかの方法で、雪をなくす必要があるわけです。

たいていの場合、井戸水による融雪、ということを行ないます。これは、井戸を掘り、くみ上げた地下水を、舗装面の下に埋め込んだパイプを通して、駐車場の全域に運び、地表に設けた穴からスプリンクラーのように地表に散布する、という方法です。当然、設備費が大きくかかります。その上、設置してしまえばそれでおしまい、というわけではありません。メンテナンスが必要なのです。

というのは、泥の混じった地下水を散布するので、穴がつまります。また、融雪が間に合わなくなると、ブルドーザーで除雪しますが、そのとき泥が押されてきて、地表の穴をふさぎます。こうした場合、穴を細い棒でつついてやります。それから、水の出る勢いも個々の穴ごとに調節してやらなければなりません。それらは皆人手によるのです。人手、イコール、お金です。こういうことを考えただけでも、雪国の病院経営というものは大変そうです。

私の従姉が神奈川県の川崎市で親戚が看護師として働いていますが、あちらは雪もめったに降らないし、電車などの交通機関が発達しているので駐車場が狭くてもいいそうです。地域によっていろいろと違いがあるのは仕方ないとはいえ、これから迎える雪のシーズンを前にちょっと憂鬱になりました。
※そんな従姉ですが、こちらのサイトを使って最近転職したそうです。今はネットで色々な情報が得られるので便利ですね。
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